こんにちは 真面目夫です。
今回は料理人を始めたばかりの方が悩むと思う事についてお話ししたいと思います。
今回の内容は、
①仕事の段取りをうまく組めない
②仕事のスピードが上がらない
③整理整頓が出来ない
④周りが状況がよく見えない
⑤無心で作業してしまう
となっています。
①仕事の段取りをうまく組めない
『何から作業を始めたらいいかわからない…』と悩んでしまう方は、
1日の仕事をメモし必ず自分が常に見えるところに掲示しておく
これを始めてみてください。
周りのみんなから見える様にしておくとなお良いと思います。
理由としては、仕事を明確にする事で現在の進み具合を常に把握する事ができます。
また一つの作業を終えてから、『次は何をしよう…』と考える無駄な時間を無くし、次の作業へスムーズにつなげる事ができるからです。
僕が昔やっていた事は、A4サイズの紙にその日の仕事内容を全て書き込み毎朝料理長に確認してもらっていました。
そこで料理長ともコミュニケーションをとり仕事がスムーズにいく様にしていました。
またあえて見えるところに掲示しておく事で手が空いた先輩に自分の仕事をやってもらえる事が多くなりました。
正直、初めは書くのがめんどくさいと思っていました。
ですがやってみると意外と短時間でかけるものです。
実際、やらない方が無駄に時間がかかって非効率的です。
仕事を早く終わらせたければ1日の仕事をメモしておく
明日からぜひ始めてみてください!
②仕事のスピードが上がらない
これについては、
ひたすら慣れるしかない
と思います。
なぜなら感覚で覚えるものだからです。
例えば「魚の捌き方」の本を読んだら魚が素早く完璧に捌けるでしょうか?
本を10回読み返すより、1匹の魚を捌いた方が確実に身につきます。
誰だって最初はできなくて当たり前です。
出来ない事=ダメな事
ではありません。
やろうとしない事=ダメな事
だと僕は思います。
下手でも遅くても構いません。まずはやってみましょう。
それがスピードを上げるコツです。
③整理整頓が出来ない
作業中、自分の周りをみてください。
汚れや無駄な物は置いてはいませんか?
もし心当たりがある様でしたらすぐに直して下さい。
なぜかというと、
身の回りが整頓されていないと作業が雑になり効率が落ちます。
そして何より衛生的によろしくありません。
一緒に作業する先輩の周りはどうなっていますか?
汚れ、無駄な物は置いていないと思います。
美味しい料理は綺麗な場所からしか生まれません
④周りが状況がよく見えない
作業中、自分の手元ばかりに気をとられていませんか?
料理というものは、
常に視覚だけでなく音、匂いに敏感になっておく必要があります。
理由としては料理は二つ以上の作業を同時に行う事が非常に多いからです。
例えば、野菜を切りながらフライパンで炒め物をする場合、切る事に集中し過ぎると炒め物が焦げてしまいます。野菜を切りながらも『音』『匂い』を頼りにフライパンの状況を察知し焦がさない様にしなければなりません。
僕はよく一つの仕事に集中しすぎて鍋を焦がす事がよくありました…。
料理人とは常に時間に追われる仕事だと思います。
一つ一つ作業をしていると時間がどれだけあっても足りません。
視覚、聴覚、嗅覚をフル活用して作業していきましょう。
⑤無心で作業してしまう
野菜を切っている時、洗い物をしている時、『無』の状態になっていませんか?
何をしている時も、常に頭を働かせながら作業を行う事
を身に付けて下さい。
常に心の中で、
『次は何をしたらいいのか?』
『この作業はもっと早く出来ないだろうか?』
を事で効率よく仕事をする事ができます。
野菜ばかり切らされる事が多い新人の時に、何となく切るのではなく「どうしたら早く切れるのか」を意識し切る事でこれからの成長に格段の差が出てきます。
今後、この意識の持ち方は料理人をやっていく上では必要不可欠な事、何となくやる作業ほど無駄な時間はないです。
常に「考える」ことをやめずに作業して下さい。
料理人は重労働と思われがちですが、頭も無茶苦茶使います。
1日の仕事をいかに効率よく進めていくのか、無駄はないのかを常に意識する事が料理人としてスキルアップしていく一つの方法だと思います。
以上が自分が新米の時に悩んだ事、そして何を意識し解決していったかお話ししました。
誰もが必ず通る道だと思うので、気負わず少しずつ解決していって下さい。
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