【第2回】新米料理人修行の心得

こんにちは真面目夫です。

今回は新米料理人の修行について僕の経験も踏まえお話ししたいと思います。

内容については、

①新米としての心得
②仕事に対する姿勢
③毎日やるべきこと

以上になります。

①新米としての心得

この記事を読んでいる皆さんは恐らく1〜3年目くらいの方になるかと思います。

答えを先に言ってしまうと、

【知らないことを恥じる事はない】

この一言に尽きると思います。

ではなぜそう言えるのかというと、

【それが当たり前だから】です。

普通、調理師専門学校を卒業し就職したのであれば20歳前後だと思います。
もっと早くからこの世界にいる先輩方もいます。

そんな中、僕が料理の世界に入った時は24歳の時でした。
当然の様に年下の先輩がいる訳で、実際僕の1期上の先輩は21歳の女の子でその方に教育をしてもらいました。

24歳男子として変なプライドを持ってしまった僕が当初思った事は、

【こんな事も知らないんだ・・・】

と思われてしまうことが嫌だったので勝手に物事を進め怒られる事が多々ありました。

かといって先輩に聞こうものなら、

【そんな事、自分で考えて!】

と怒られていたので聞く事は間違いだと思い込んでいました。

今、先輩となりシェフとなった中で後悔しているのはもっと何でも聞いておけば良かったという事です。

初めてやる仕事だから知らなくて当たり前です。
知ってるはずがないです。
だから聞くんです。

知らない事を知らないままにしておくことが一番怖いことです。
積極的にいろいろ聞いてみて下さい。

先輩ってのは後輩に頼られるとドヤ顔ができるので嬉しいもんですよ!

②仕事に対する姿勢

次は仕事に対する姿勢についてです。

これについては【聞く】事と似た部分はあるかと思います。

先程、先輩に【そんな事、自分で考えて!】と怒られたと書きました。

一つお聞きします。

その先輩に投げかけた質問に対して自分なりに答えを見つけようとしてみましたか?

ただ何となく聞く事と自分なりに考えてから聞く事、同じ【聞く】ですが意味合いは全く違います。

限られた厨房の中で先輩方は新米である皆さんが何を思いどのように行動しているか、ほとんど把握しているといっても過言ではありません。

なぜかというとその先輩達も皆さんが来る前、少なくとも1年は新米扱いだったからです。

だから新米の経験で言えば遥かに先輩な訳で、絶対に皆さんと同じ疑問はもち自分なりに考え解決してきました。

なので僕は【考える】という姿勢が今後、成長できる重要なポイントだと思います。

③毎日やるべき事

3つ目は今までお話しした【心得】【姿勢】を実行するために何をするのかという事です。

誰よりも早く出勤する事でしょうか?
料理の作り方を早く覚える事でしょうか?

僕は違うと思います。

毎日やるべき事は、

その日1日の仕事内容を明確にしておく事

だと断言できます。

実際に僕がやった事は仕事が始まる前にシェフや先輩にその日の仕込み内容を紙に書き出し確認してもらっていました。
 
それをみてもらう事で1日の仕込みの段取りを確認できる訳です。

慣れないうちは箇条書きで、

・○○を作る
・○○の用意

と、簡単なもので構わないので可能な限り書き出して下さい。

そして徐々に慣れてきたら具体的に、

・○○を●個作る  分量:〜〜
・○○の用意   必要なもの:〜〜

としていけばさらに良いものになっていくと思います。

これを朝行う事で【聞く】【考える】の二つを一気にクリアできることになります。
15分もあれば書き出せると思います。

一度実践してみて下さい。


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感想(31件)

入社して数年後にこの本に読み、共感する部分も多く『もっと早く読んでおけばよかった!』と思った本です。新人料理人というか新社会人に向けての内容となっており、いかに早く社会人としてステップアップ出来るか悩んでいる方にオススメの本となっています。

以上が新米料理人修行の心得となります。

明日から、何なら今からでも変えられることばかりですのでぜひ行ってみてください。
確実に仕事の効率が変わると思います。

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