【病院調理5日目】食事の入れ込みの大変さ

皆さん、こんにちは。真面目夫です。

この記事では病院調理の業界に35歳で飛び込んだ僕の日々を書いていきます。

これから病院の調理、病院食というのがどんなものなのか知りたい!という方々の少しでも参考になればと思います。

今回は作った料理をどのようにして一人一人の患者さんに振り分けているのかをお話ししていきます。

厨房で作られた食事は下の画像のようなカートに一人分ずつトレイに乗せて入れ込んでいきます。

トレイには患者さんの名前や食事の内容、注意するべき点などが記載され皆がそれに沿って主菜や副菜を次々に入れていきます。

例えば主菜を入れ込もうとしている場合に確認する手順としては、

①自分が入れ込もうとしている主菜がどの食事の種類に当たるのかを把握する。
②トレイに記載された食事の内容と合致しているのかを確認する。
③記載内容に【一口サイズカット】【刻み食】と記載があれば対応する。
④ようやくトレイに主菜を乗せる。

という作業を行って初めて一人分の主菜をトレイに置くことが出来ます。

慣れない僕が初めて食事の入れ込みに参加した時は先輩方とは比べようのないくらい遅いスピードでした。

なぜ先輩方が早いのかよく考えてみると、ただ単に【慣れているから】というだけでなくカートのトレイにもルールがあることに気づきました。

ルールというのは、
・食事の種類によって縦の列が決められている。
・違う種類でも同じ食事を乗せるものに関しては一列にまとめている。
・特殊な食事の種類については置き場所が決められている。
というものでした。

このルールによって先輩方は確認する手順の①②の時間を大幅に削減していたのです。
実際この①②というのに時間がかかるのでルールに従っていくと僕自身の入れ込みのスピードも上がっていきました。

どのような業界でもただ慣れているだけでは作業のスピードは上げるには限界があります。
その中でルールを設けることで効率よく仕事を行う業務の一つだと感じました。

各々病院や高齢者施設によってやり方は違うとは思いますが、現場によって必ず隠れたルールというのが存在します。
そのルール、法則を見つけだすのも新しい業界に進んだときの楽しみの一つだと思います。

最初は誰もが初心者で何もわかりません。

周りの皆は質問しないと何も知らないのに

 『こいつは理解して仕事をしているな』

と思われてしまいます。

初心者だからこそ【何でも聞ける!】ということを強みに成長していきましょう。

次回は、

【最後の難関、カートの最終チェック】

を記事にしていきたいと思います。

ではでは

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