こんにちは 真面目夫です。
突然ですが生活の中で冷蔵庫に頼らない日は無いと思います。
僕も料理人として働く以上、冷蔵庫や冷凍庫は無くてはならない存在です。
今回は、
『冷蔵庫って何で冷えるんだろう?』
と当たり前の事すぎて気にも止めなかった疑問についてお話ししたいと思います。
この記事を読む事で冷蔵庫の冷蔵庫の歴史や原理を理解できるので、家族・同僚に少し知識人として自慢してみてはどうでしょうか?
また最後には効率よく冷蔵庫を使うコツや節電方法も公開していきます。
①冷蔵庫の歴史
冷蔵・冷凍の技術は意外と古く、今から約270年前(1748年)にスコットランドの科学者が行った実験が冷蔵・冷凍技術の発端となっています。
その約100年後に現代の電気冷蔵庫の元となる製氷機が発明されました。
(日本はその頃江戸時代でした)
実用的な冷蔵庫が登場したのが1856年に世界で初めて冷蔵庫の商品化に成功したのが始まりで、当時はビールの冷却用として使用されビール業界にすぐさま普及したそうです。
日本に冷蔵庫がやってきたのは1923年に輸入された物が初めてだそうで、価格としては家が一軒購入できる程の高級品だったそうです。
それから冷蔵庫は白黒テレビや洗濯機と並び『三種の神器』として日本中に普及し、改良が加えられ現在の様な冷蔵庫に進化を遂げました。
②冷蔵・冷凍の原理
では次にどの様に『冷たい』状態を作り出しているのでしょうか?
身の回りにある現象でわかりやすいのが、
アルコールを手にかけると冷えた様に感じる現象です。
スーパーやコンビニ等の入り口に設置してあるプッシュ式のアルコールを想像してみて下さい。
あれを手に掛けるとスーッとしますよね。
一言で言ってしまうとこの『スーッと』する感じが冷蔵庫に使われているんです。
この現象は手にかけたアルコールが液体から気体になる(これを気化といいます)時に周囲の熱を奪っていく性質があるからです。
冷蔵庫の中では冷媒といった熱エネルギーを運ぶ物資を循環させ冷媒の状態を液体→気体、気体→液体と変化させています。
液体→気体:冷却
気体→液体:放熱(冷蔵庫の裏が熱くなるのはこの現象の為です)
この変化を繰り返す事で冷蔵庫内が冷えることになる訳です!
ちなみに同様の技術がエアコンでも使われています。
③冷蔵庫を効率よく使用するには
以上は雑談としてネタの様なものでしたが、ここでは実用的な話をしていきます。
実用的な話というのはズバリ『電気代』についてです。
冷暖房の様に時期によって使用頻度が変動するものと違い冷蔵庫は365日24時間使用しています。
逆に言えば、冷蔵庫を効率よく使用する事が出来れば電気代の節約に貢献できます。
⒈温度設定の調節
冷蔵庫を温度設定は『弱・中・強』と調節が可能となっています。
季節にあった温度設定をする事で節電につなげる事ができます。
⒉設置場所の見直し
冷蔵庫が壁に近すぎると放熱がうまく行われず無駄な電力を消費することになってしまうため、適切なスペースを確保し設置しましょう。
⒊無駄な開閉をなくす
冷蔵庫を開ければその分冷気は逃げてしまいます。
冷蔵庫内を常に整理整頓することで無駄な閉会時間を無くす事ができます。
また熱いものは冷ましてから入れる事で冷蔵庫内の温度を上昇させないことも冷気を逃さない為の対策ともいえます。
⒋電気料金プランの見直し
家庭の生活スタイルに合った電気料金プランに変更することも電気代の節約に繋がります。
⒌冷蔵庫の買い替え
古い冷蔵庫と新しい冷蔵庫を比べると冷却性能の違いで消費電力に差があります。
新しいものの方が少ない電力で冷却できる為、思い切って冷蔵庫を買い替えることもありかと思います。
考えてみれば当たり前のですよね。
ちなみに上の1〜4を見直すと年間5000円近く節約する事ができます。
1ヶ月で考えれば400円程度の節約ですが10年で50,000円、20年で100,000円となります。
また生活する上で必要不可欠なものである以上、少しでも削減できる事は大切な事だと思います。
一度、見直してもいいのでは無いでしょうか。
今回は冷蔵庫の話をしてみました。
今後も身の回りの道具の仕組み日常の中の些細な疑問など解説をし皆様に雑談のネタとしてお届けできればと思っています。
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